フェントン アートガラスの歴史
Fenton Art Glass Companyは、1905年にフェントン兄弟(Frank L. and John W. Fenton)によって創業されました。
当初は他社から購入したガラスにペイント・デコレーションを施して販売していましたが、1907年、West Virginia州のWilliamstownに工場を建てて、ガラスメーカーとしてのスタートを切ります。
1930年代初期にはディプレッションガラスにも参入しますが経営は苦しく、1933年には倒産の危機を迎えます。しかし、さまざまなコストカットやthe Dormeyer Companyからのミキシングボウルとリーマーの受注で何とか持ちこたえます。
1938年、そのフェントンに転機が訪れます。
the Allen B. Wrisley Companyからの依頼でコロン用のホブネイルのボトルを造りますが、これが予想以上の人気で需要に追い付かない状態になります。
1940年代前半にはWrisleyのホブネイルボトルはAnchor Hockingが機械生産したMoonstoneに切り替えられますが、フレンチ、ブルー、グリーン、クランベリーのオパールセントのホブネイルラインを1940年に導入したフェントンは、1940年代からハンドメイド生産の会社ながら大きな躍進を遂げていきます。
Anchor HokingやFederal Glassといった大手のガラスメーカーが、機械化でカラード・グラスウェアやミルクガラスを大量生産していた1940年代-1970年代に、熟練した職人たちのハンドメイドによる美術性の高いグラスウェアを製作していたのがFenton Art Glass Companyです。
大量生産によるコスト抑制が効かないフェントンは、消費者のニーズに常に目を向け、その長い歴史の中でデザインなどを変えていきます。
不人気なデザインは数カ月で製作をやめてしまうなど、ハンドメイドの会社ならではの機敏性で生き残ってきたフェントンは、カラーも含めると様々なグラスウェアが残っており、アメリカのアンティークの世界では、その美しさも相まって非常に高い人気を得ています。
実用性よりもインテリア性で人気があったフェントンは、使用感が無いものも多いのですが、機械生産により低価格で販売されたグラスウェアではないため、アメリカでは他社のアンティーク食器と比べて価格が高く、日本に運んできてまで販売できるものがなかなか見つからない、という問題もあります。
ミルクガラスでも知られていますが、上記背景を持つフェントンは、独特の形状と豊かなカラーバリエーションを持つアートガラスの会社であり、ミルクガラスはその一つの位置づけです。
また刻印ですが、ファイヤーキングやパイレックスのようにガラスにエンボス加工を施したのは1970年代中期以降で、それまではラベルを付けて販売していました。
ラベルは長方形や楕円形、ガラス職人デザインのものなど、カラーも含めさまざまあり、Fentonの文字も活字体やFentonロゴなど、多くのラベルデザインが造られましたが、ホイル紙のため現存するものは少なく、全てのラベルは明らかになっていません。
ここでは、フェントンの黄金時代を作り、アンティーク品として人気の高い1940年代-1970年代のグラスウェアを中心に、代表パターン別にその歴史をご紹介します。
■ホブネイル(Hobnail) 1940年-1985年
ファイヤーキングでも展開されているホブネイルですが、フェントンはファイヤーキング・ミルクガラスより20年以上も前からホブネイルを製品化していました。
1938年にWrisley社のホブネイルボトルでその技術力を高く評価され、長い期間フェントンの主要製品となったホブネイルはフェントンの代名詞的存在です。
機械生産では難しい繊細な仕上がりを持つフェントンのホブネイルは、見て美しく、触れて感動します。
展開された製品群もカラーも豊富ですが、乳白色のオパールセントを施した1940年から1960年代初期までのものと、コロニアルシリーズを中心とした1963年から1980年代前半までのシングルカラー(単色)の2タイプに大きく分かれます。
●オパールセントカラー 1940年-1977年
オパールセント(Opalescent)と呼ばれる乳白色のグラデーション技術をいち早く確立していたフェントンは、ミルクガラス全盛の中でもそれになびくことなく、オパールセントを様々なパターンや製品に施し、ミルクガラスの味わいを持つグラスウェアを輩出してきました。
オパールセントが施されたホブネイルは、製造年代が古いこともありどれも高額です。
しかし、「ミルクガラスのグラデーション」のような美しさは、コレクターの視点でその価値はあると納得できます。
オパールセントの代表的なカラーと製造年代は以下の通りです。
・Green Opalescent : 1940-1941年
・Blue Opalescent : 1940-1954年及び1959-1961年
・French Opalescent : 1940-1964年
・Cranberry Opalescent : 1940-1977年
・Amethyst/Lilac/Lavender/Orchid Opalescent : 1944年
・Lime Green Opalescent : 1952-1954年
・Emerald Green/Plum Opalescent : 1959-1961年
第二次世界大戦中は原料不足のためオパールセント抜きのホブネイルも展開されました。
・"No Opalescent" Blue
・"No Opalescent" Green
・Ruby Overlay
が代表的なカラーですが、その後の年代に造られる同系色のシングルカラーと比べるといずれも明るい色合いが特徴で、ホブネイルの造形も相まって、シングルカラーならではのキラキラとした輝きを持っています。
1942年-1940年代中頃という製造年代の古さから、いずれもヴィンテージ度の高いシングルカラーとして扱われています。
●シングルカラー 1963年-1985年
ホブネイルの代表的なカラーを記しますが、オパールセントに比べると年代の新しいこともあり、手の届く価格帯のものが多いのがシングルカラーです。
しかし、フェントンのシングルカラーは単純な1つの色ではなく、角度によって様々な表情を見せてくれるグラスウェアであり、観ていて楽しめる美しさを持っています。
代表的なシングルカラーと製造年代は以下の通りです。
・Colonial Orange/Ruby : 1963-1983年
・Colonial Amber/Blue/Green/Pink : 1963-1985年
・Blue Marble : 1970-1973年
・Springtime Green : 1977-1978年
■クレスト(Crests) 1940年-1980年代
グラスウェアのリムがCrest(波状)デザインで仕上げられた、フェントンのミルクガラスで人気のパターンです。
カラーも、1943年から1980年代まで製造された、透明なクレストを持つミルクホワイトのSilver Crestの他、クレストが透明でミルクガラスがカラーのColored Glasswareと、ミルクホワイトにカラーのクレストを持つColored Crestの2つのタイプがあります。
●Colored Glassware 1940年-1967年
・Ivory : 1940-1941年
・Peach : 1940-1967年
・Silver Rose : 1956-1957年
・Silver Turquoise : 1956-1959年
・Silver Jamestown : 1957-1959年
●Colored Crest 1941年-1964年
・Aqua : 1941-1942年及び1948-1953年
・Gold : 1943-1945年及び1963-1964年
・Rose : 1944-1947年
・Emerald : 1949-1953年
・Ruby Snow / Amber Snow / Emerald-Green Snow : 1950-1953年
・Black Rose : 1953-1954年
・Apple Blossom : 1960-1961年
・Blue / Flame : 1963-1964年
■コインドット(Coin Dot) 1947年-1964年
コインのように大きいドットでデザインされたグラスウェアです。
コインドットを透かすとガラスの視覚効果で様々なイメージが見えてきます。
あるご婦人は、「1つのコインドットを見るのは1,000の天使の目を見るのと同じ」と語ったと言われていますが、見る人の美しい心を映し出す力がこのコインドットにはあるのだと思います。
とてもオシャレなデザインで人気が高く、アメリカでも高い、高い…。
ボウルやタンブラー、シュガー&クリーマーやキャンディディッシュ、ボトルやバスケット、そして花瓶など、展開された製品は多岐にわたりますが、使用するのはもったいない、フェントンの芸術品です。
カラー別に製造年代を記載します。
●Blue Opalescent/French Opalescent : 1947-1956年
●Cranberry : 1947-1964年
●Honeysuckle : 1948-1949年
●Lime Opalescent : 1953-1954年
●Topaz : 1959-1961年
■サムプリント(Thumbprint) 1964年-1973年
サムプリントは、1955-1962年にミルクガラスで造られていましたが、カタログ販売と通信販売のみで売られていました。
ホブネイルとの双璧というには売上規模は小さいものでしたが、フェントンはデザインの人気に着目していました。
1963年、Early Americanと呼ばれたゴブレットシリーズの定期ラインにコロニアルカラーを取り入れることを決めた時、パターンの1つとしてサムプリントが選ばれました。
ゴブレットで成功をおさめたサムプリントは、瞬く間にフェントンの大黒柱の1つにまで成長していきます。
そして、フェントンでは珍しくディナーウェアにまで発展しますが、その人気の高さから、1960年代-1970年代には多くのレストランで使用されるに至りました。
カラーは、Colonial Amber, Colonial Blue, Colonial Green, Colonial Pink, OrangeそしてRubyの6色が造られました。
1980年代に入ると、大手ガラスメーカーと同じく輸入品や大量生産された低価格のグラスウェアとの競争にさらされます。
ガラス製品のすそ野をテーブルウェア以外の分野にも広げて生き残りを図りながら、フェントンは2005年に創業100周年を迎えます。
しかし2011年、それまで伝統的に受け継いできたガラス製作を終了し、工場の建屋も2017年、地域の小学校建設用に売却されました。
(参考文献)
・John Walk. FENTON GLASS COMPENDIUM 1940-1970. Schiffer Publishing Ltd., 2001, 222p
・John Walk. FENTON GLASS COMPENDIUM 1970-1985. Schiffer Publishing Ltd., 2001, 253p
・John Walk. The Big Book of FENTON MILK GLASS 1940-1985 Revised & Expanded 2nd Edition. Schiffer Publishing Ltd., 2004, 160p
・John Walk. the big book of Fenton Glass 1940-1970 Revised 5th Edition. Schiffer Publishing Ltd., 2005, 207p
Fenton Art Glass Companyは、1905年にフェントン兄弟(Frank L. and John W. Fenton)によって創業されました。
当初は他社から購入したガラスにペイント・デコレーションを施して販売していましたが、1907年、West Virginia州のWilliamstownに工場を建てて、ガラスメーカーとしてのスタートを切ります。
1930年代初期にはディプレッションガラスにも参入しますが経営は苦しく、1933年には倒産の危機を迎えます。しかし、さまざまなコストカットやthe Dormeyer Companyからのミキシングボウルとリーマーの受注で何とか持ちこたえます。
1938年、そのフェントンに転機が訪れます。
the Allen B. Wrisley Companyからの依頼でコロン用のホブネイルのボトルを造りますが、これが予想以上の人気で需要に追い付かない状態になります。
1940年代前半にはWrisleyのホブネイルボトルはAnchor Hockingが機械生産したMoonstoneに切り替えられますが、フレンチ、ブルー、グリーン、クランベリーのオパールセントのホブネイルラインを1940年に導入したフェントンは、1940年代からハンドメイド生産の会社ながら大きな躍進を遂げていきます。
Anchor HokingやFederal Glassといった大手のガラスメーカーが、機械化でカラード・グラスウェアやミルクガラスを大量生産していた1940年代-1970年代に、熟練した職人たちのハンドメイドによる美術性の高いグラスウェアを製作していたのがFenton Art Glass Companyです。
大量生産によるコスト抑制が効かないフェントンは、消費者のニーズに常に目を向け、その長い歴史の中でデザインなどを変えていきます。
不人気なデザインは数カ月で製作をやめてしまうなど、ハンドメイドの会社ならではの機敏性で生き残ってきたフェントンは、カラーも含めると様々なグラスウェアが残っており、アメリカのアンティークの世界では、その美しさも相まって非常に高い人気を得ています。
実用性よりもインテリア性で人気があったフェントンは、使用感が無いものも多いのですが、機械生産により低価格で販売されたグラスウェアではないため、アメリカでは他社のアンティーク食器と比べて価格が高く、日本に運んできてまで販売できるものがなかなか見つからない、という問題もあります。
ミルクガラスでも知られていますが、上記背景を持つフェントンは、独特の形状と豊かなカラーバリエーションを持つアートガラスの会社であり、ミルクガラスはその一つの位置づけです。
また刻印ですが、ファイヤーキングやパイレックスのようにガラスにエンボス加工を施したのは1970年代中期以降で、それまではラベルを付けて販売していました。
ラベルは長方形や楕円形、ガラス職人デザインのものなど、カラーも含めさまざまあり、Fentonの文字も活字体やFentonロゴなど、多くのラベルデザインが造られましたが、ホイル紙のため現存するものは少なく、全てのラベルは明らかになっていません。
ここでは、フェントンの黄金時代を作り、アンティーク品として人気の高い1940年代-1970年代のグラスウェアを中心に、代表パターン別にその歴史をご紹介します。
■ホブネイル(Hobnail) 1940年-1985年
ファイヤーキングでも展開されているホブネイルですが、フェントンはファイヤーキング・ミルクガラスより20年以上も前からホブネイルを製品化していました。
1938年にWrisley社のホブネイルボトルでその技術力を高く評価され、長い期間フェントンの主要製品となったホブネイルはフェントンの代名詞的存在です。
機械生産では難しい繊細な仕上がりを持つフェントンのホブネイルは、見て美しく、触れて感動します。
展開された製品群もカラーも豊富ですが、乳白色のオパールセントを施した1940年から1960年代初期までのものと、コロニアルシリーズを中心とした1963年から1980年代前半までのシングルカラー(単色)の2タイプに大きく分かれます。
●オパールセントカラー 1940年-1977年
オパールセント(Opalescent)と呼ばれる乳白色のグラデーション技術をいち早く確立していたフェントンは、ミルクガラス全盛の中でもそれになびくことなく、オパールセントを様々なパターンや製品に施し、ミルクガラスの味わいを持つグラスウェアを輩出してきました。
オパールセントが施されたホブネイルは、製造年代が古いこともありどれも高額です。
しかし、「ミルクガラスのグラデーション」のような美しさは、コレクターの視点でその価値はあると納得できます。
オパールセントの代表的なカラーと製造年代は以下の通りです。
・Green Opalescent : 1940-1941年
・Blue Opalescent : 1940-1954年及び1959-1961年
・French Opalescent : 1940-1964年
・Cranberry Opalescent : 1940-1977年
・Amethyst/Lilac/Lavender/Orchid Opalescent : 1944年
・Lime Green Opalescent : 1952-1954年
・Emerald Green/Plum Opalescent : 1959-1961年
第二次世界大戦中は原料不足のためオパールセント抜きのホブネイルも展開されました。
・"No Opalescent" Blue
・"No Opalescent" Green
・Ruby Overlay
が代表的なカラーですが、その後の年代に造られる同系色のシングルカラーと比べるといずれも明るい色合いが特徴で、ホブネイルの造形も相まって、シングルカラーならではのキラキラとした輝きを持っています。
1942年-1940年代中頃という製造年代の古さから、いずれもヴィンテージ度の高いシングルカラーとして扱われています。
●シングルカラー 1963年-1985年
ホブネイルの代表的なカラーを記しますが、オパールセントに比べると年代の新しいこともあり、手の届く価格帯のものが多いのがシングルカラーです。
しかし、フェントンのシングルカラーは単純な1つの色ではなく、角度によって様々な表情を見せてくれるグラスウェアであり、観ていて楽しめる美しさを持っています。
代表的なシングルカラーと製造年代は以下の通りです。
・Colonial Orange/Ruby : 1963-1983年
・Colonial Amber/Blue/Green/Pink : 1963-1985年
・Blue Marble : 1970-1973年
・Springtime Green : 1977-1978年
■クレスト(Crests) 1940年-1980年代
グラスウェアのリムがCrest(波状)デザインで仕上げられた、フェントンのミルクガラスで人気のパターンです。
カラーも、1943年から1980年代まで製造された、透明なクレストを持つミルクホワイトのSilver Crestの他、クレストが透明でミルクガラスがカラーのColored Glasswareと、ミルクホワイトにカラーのクレストを持つColored Crestの2つのタイプがあります。
●Colored Glassware 1940年-1967年
・Ivory : 1940-1941年
・Peach : 1940-1967年
・Silver Rose : 1956-1957年
・Silver Turquoise : 1956-1959年
・Silver Jamestown : 1957-1959年
●Colored Crest 1941年-1964年
・Aqua : 1941-1942年及び1948-1953年
・Gold : 1943-1945年及び1963-1964年
・Rose : 1944-1947年
・Emerald : 1949-1953年
・Ruby Snow / Amber Snow / Emerald-Green Snow : 1950-1953年
・Black Rose : 1953-1954年
・Apple Blossom : 1960-1961年
・Blue / Flame : 1963-1964年
■コインドット(Coin Dot) 1947年-1964年
コインのように大きいドットでデザインされたグラスウェアです。
コインドットを透かすとガラスの視覚効果で様々なイメージが見えてきます。
あるご婦人は、「1つのコインドットを見るのは1,000の天使の目を見るのと同じ」と語ったと言われていますが、見る人の美しい心を映し出す力がこのコインドットにはあるのだと思います。
とてもオシャレなデザインで人気が高く、アメリカでも高い、高い…。
ボウルやタンブラー、シュガー&クリーマーやキャンディディッシュ、ボトルやバスケット、そして花瓶など、展開された製品は多岐にわたりますが、使用するのはもったいない、フェントンの芸術品です。
カラー別に製造年代を記載します。
●Blue Opalescent/French Opalescent : 1947-1956年
●Cranberry : 1947-1964年
●Honeysuckle : 1948-1949年
●Lime Opalescent : 1953-1954年
●Topaz : 1959-1961年
■サムプリント(Thumbprint) 1964年-1973年
サムプリントは、1955-1962年にミルクガラスで造られていましたが、カタログ販売と通信販売のみで売られていました。
ホブネイルとの双璧というには売上規模は小さいものでしたが、フェントンはデザインの人気に着目していました。
1963年、Early Americanと呼ばれたゴブレットシリーズの定期ラインにコロニアルカラーを取り入れることを決めた時、パターンの1つとしてサムプリントが選ばれました。
ゴブレットで成功をおさめたサムプリントは、瞬く間にフェントンの大黒柱の1つにまで成長していきます。
そして、フェントンでは珍しくディナーウェアにまで発展しますが、その人気の高さから、1960年代-1970年代には多くのレストランで使用されるに至りました。
カラーは、Colonial Amber, Colonial Blue, Colonial Green, Colonial Pink, OrangeそしてRubyの6色が造られました。
1980年代に入ると、大手ガラスメーカーと同じく輸入品や大量生産された低価格のグラスウェアとの競争にさらされます。
ガラス製品のすそ野をテーブルウェア以外の分野にも広げて生き残りを図りながら、フェントンは2005年に創業100周年を迎えます。
しかし2011年、それまで伝統的に受け継いできたガラス製作を終了し、工場の建屋も2017年、地域の小学校建設用に売却されました。
(参考文献)
・John Walk. FENTON GLASS COMPENDIUM 1940-1970. Schiffer Publishing Ltd., 2001, 222p
・John Walk. FENTON GLASS COMPENDIUM 1970-1985. Schiffer Publishing Ltd., 2001, 253p
・John Walk. The Big Book of FENTON MILK GLASS 1940-1985 Revised & Expanded 2nd Edition. Schiffer Publishing Ltd., 2004, 160p
・John Walk. the big book of Fenton Glass 1940-1970 Revised 5th Edition. Schiffer Publishing Ltd., 2005, 207p
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